【ミニPC】CHUWI CoreBox(3rd)の実機評価とベンチマーク

2022-03-29

レビューと書かれたブロックが置かれた画像。レビュー記事のイメージ画像。
この記事の要点

・CHUWI Core Box(Core i5 8259U)はスペックを考えるとコストパフォーマンス抜群!
・日本語キーボードの設定は必要です。
・重量級のゲームは無理ですが、Mincecraftや軽量級のゲームは普通に遊べるくらいの性能でした。

先日、思わず購入したCHUWI(ツーウェイ) CoreBoxが届いたので、レビューとベンチマーク結果を公開します。

CHUWI CoreBoxの値段とスペック

値段:48,900円(Amazon 2022.8月時点。以前より値上がりしています)

  • 重さ:800 g(アダプター抜き)
  • 大きさ:17.3 x 15.8 x 7.3 cm
  • プロセッサー:Core i5 8259U(4コア 8スレッド)
    PassMark:8133(Single Thread Rating:2246)
  • メモリ:16GB DDR4
  • ストレージ:512GB(SSD)
  • GPU:‎Intel Iris Plus Graphics 655
  • 映像出力:HDMI x 1, DisplayPort x 1
  • インターフェース:ギガビットLAN、USB3.0 x 4
  • 無線LAN:2.4 G & 5 G(802.11ac), Bluetooth 4.2
  • OS:Windows10 Home

ミニPCとは言え、サイズは若干大きめです。縦横のサイズは大判の漫画より少し小さい程度ですが、厚さは7.3cmとそこそこあります。

アダプターが小さいのは嬉しいポイント(風邪気味なので大きさ比較は風邪薬です)。

アダプターの大きさ比較写真

セットアップ

BMAX同様インストールされているOS(Windows10 HOME)が英語版のため、日本語キーボードを使う設定が必要です。

もちろん、セットアップ時の使用言語は「日本語」を選択してください。

Amazonのレビューで「電源ボタンが不良」「Windowsのライセンス認証がされていない」ともありましたが、届いたPCは電源も長押しですんなり入り、ライセンス認証も問題ありませんでした。

システム詳細情報のスクリーンショット。ライセンス認証に問題が無い写真。

ローカルアカウントの設定

注意点:この時点ではキーボード設定が英語キーボードになっています。アルファベット、数字は日本語キーボードと同じ配列ですが、記号はポジションが違うためパスワードはアルファベットと数字だけで設定する方が無難です。

アカウントパスワードに記号を入力してわからなくなった場合は、下記サイトで配列を確認してください。

日本語キーボードへ変更

設定から「時刻と言語」を選択します。

windows-設定画面のスクリーンショット。

「言語」から優先する言語-日本語をクリックし、オプションを選択します。

時刻と言語の設定画面のスクリーンショット

「ハードウェアキーボードレイアウト」を選んでレイアウトを日本語キーボードに変更します。

ハードウェアキーボードレイアウト変更のスクリーンショット

再起動後に日本語キーボードレイアウトに変更されます。

ベンチマーク

PCMark 10 Express

PCMark10 Expressスコアのスクリーンショット。
  • PCMark 10 Express スコア:3897
  • Essentials:7126
  • Productivity:5824

Essentialsスコアが7126、Productivityスコアも5824と、通常のオフィスワークで使うPCとしては不満ないスコアになっています。

Cinebench R23

Multi Coreしか計測していませんが、3556ptsとなりました。

Geekbench 5

CPU Benchmark

Geekbench5 CPUベンチマークスコアのスクリーンショット。

CPU Benchmarkでは、Single Coreが965、Multi Coreが3421です。

Compute Benchmark

Geekbench5 Conputeベンチマークスコアのスクリーンショット。

統合グラフィックスですが、スコアは6989と良好な結果だと思います。

ゲームはどうか?

あまり負荷のかからないマインクラフト(統合版)を試したところ、特に負荷がかかっていない範囲では60fpsで動作しました。仕事用のディスプレイでリフレッシュレートが60Hzのため上限はわかりませんが、普通に遊ぶには快適に使えます。

JAVA版のスクリーンショットとリソースモニタ

ドラクエベンチは普通(もう少しで快適)です

さすがに、リソースモニタではGPUが全力で仕事をしていました。

FFXVベンチマークは当たり前ですが動作困難

負荷の軽い簡単なゲームで、画質へのこだわりが無ければ息抜きとして遊ぶことはできそうです。

ミニPCでも比較的快適にゲームができる機種もありますが、当然その分値段も上がります…。

Windows11の対応

WindowsアップデートからはPCが検証中のため自動でダウンロードされません。

Edgeのスクリーンショット。Windows11の更新状況が現在対応中と表示されている。

Windows11をダウンロード、PC正常性チェック後は問題なく更新できました。

PC正常性チェックのスクリーンショット。このPCはWindows11の要件を満たしていますと表示されている。
Windows11のシステム情報のスクリーンショット。問題なく更新されている。

総合評価

使っているCPUが第8世代Core i5のため最新のCPUと比べると性能は落ちますが、オフィスワークだけでなく軽いゲームまで十分快適に使えるスペックです。

メモリも16GB、SSDも512GBのため、急いで容量を追加する必要も無く届いたらそのまま使える状態です。しかも、容量が不足した場合でもSSDは1TB、HDDは2TBまで増設可能のため、容量が問題になる事も少ないと思います。

ただ、動作中のファンの音は大きめなので、静かな部屋で使うと気になる場合もあるかもしれません。ポート類も最小限ですが拡張性を求めるPCでは無いため実用上は問題ありません。

Windows11も問題なくインストールできるため今後5年程度は安心して使えますし、何よりもコストパフォーマンスが高いPCだと思います。

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