サーチコンソールのインデックスが遅くて試した事のまとめ

2022-03-17

挑戦するイメージを表現した画像。TRYと書かれた置物が写っている。
この記事の要約

2か月経ってもブログ記事のインデックス登録が進まなかったので原因を探すために色々と試して、最終的にテーマの変更と不必要なプラグインの削除で解消されました。もちろん、公開からの期間も原因とは思いますが、インデックス率が低い場合は技術的な原因についても確認した方が良さそうです。

ブログ記事を書いてもGoogleにインデックス登録されなければ検索されません。きっかけは、自信満々でGoogleアドセンスに申請して落ちた事ですが、Google Search Console(サーチコンソール)でインデックス登録されている記事数が極端に少ない事に気づきました。

それから2か月ほど色々と原因を考えての検証から、最終的にはテーマの変更とプラグインの削除でやっとインデックス登録が進むようになりました。

ブログ記事数とインデックス率の変化

私のサイトでは、サーチコンソールのカバレッジが5日程度で更新されています。MFIになっていないため、まだメインクローラはPCのままです。アドセンス申請のため途中でブログから削除した記事もありますが、全体的な傾向は大きく変わりません。

テーマの変更はためらいがあったため他の方法を試してみましたが、結局ブログ開設から3月までの3か月間、記事数は増加してもインデックス率は横ばいでした。そのため、2/25日にテーマの変更とプラグインの整理をしています。

その後、1週間ほど経過してからインデックス登録数が急増したため、私の場合はテーマやスキンの影響でインデックス登録が進まなかった可能性が高いと考えています。

インデックス登録で悩んだ経緯

確認(検証)できたこと

サイト構成・テーマでインデックス登録までの時間が違う

表示速度とモバイルフレンドリーテストの関係

考えられる理由

以上のことからインデックス登録が進まない理由を勝手に、以下のように想像しました。

  1. ページ表示速度が遅い(データ量も多い)ためクロールが進まない
  2. そのため、送信されたサイトマップの内容をクローラが検証できない
  3. サイトマップ自体も認識されない
  4. サイト自体の評価(?)も上がらないためクロールの頻度も低下
  5. 余計にインデックス登録が進まない

メインクローラはPCですが、「クロールの統計情報」ではGooglebotのタイプはスマートフォンが一番多くなっています。モバイルフレンドリーテストのエラーが頻発している状況ではスマートフォンクローラがページを正しくクロールできず、インデックス登録が進まない悪循環に陥っているのかな?と思っています。

インデックス登録が進まない時に確認する事

上記の想像が合っていると仮定して、インデックス登録が遅い、進まない場合に確認する点をあげています。

まず第一に、ご自分のサイトのカバレッジ更新頻度を確認してください。対策しても、更新頻度より早くは確認できないため、更新されるまでは待つだけになります。

*とは言え、googleの「site:ドメイン」検索結果でもおおよそのことは分かります。

URL検査のスクリーンショットを確認

スマートフォンクローラがページを最後まで読み込めているかどうかを、URL検査のライブテストで確認します(もちろん、実際のクロールでは無いため正確ではありませんが、雰囲気はつかめます)。

ページ全体が読み込めている場合

一部画像が切れていますがCSSは問題なく読み込めています(テーマ変更前のスクリーンショットです)。

サーチコンソールのスクリーンショット。URL検査で正しく画面が表示されている。

ページ要素が全て読み込めていない場合

画像だけでなくCSSも読み込めていないためレイアウトが崩れ、モバイルフレンドリーテストでエラーになっています。

その他の情報を確認しても、読み込めないリソースが多くなっています。

サーチコンソールのスクリーンショット。モバイルフレンドリーテストでエラーが出ている。

ページ全体が読み込めていない場合は、Page Speed Insightを参考にして表示速度を改善させます。

送信したサイトマップの確認

サーチコンソールでサイトマップの送信後、数日経ってもサイトマップ横のマークが付かない場合はサイトマップが認識されていない可能性が高いです。

サーチコンソールのスクリーンショット。送信したサイトマップの横にマークがついている。

「サイト構成・テーマでインデックス登録までの時間が違う」の検証から、サイト構成によって認識されるまでの期間にも違いがありました。

また、場合によっては(プラグイン導入でサイトマップアドレスが変更された時)認識されたサイトマップが消える事もあったため、インデックス登録で問題のある場合はサイトマップの登録状況も確認した方がいいと思います。

混合コンテンツの確認

そこまでクリティカルとは思いませんが、セキュリティの観点からも混合コンテンツは確認しておきます(確認できている場合は大丈夫です)。

Chromeの場合は、ご自身のWebサイトを開いて右クリック⇒検証から確認できます。

私も混合コンテンツになっていたので、Really Simple SSLを使って修正しています。

混合コンテンツの説明

プラグイン機能の重複チェック

途中でALL In One SEOを使ったりその他のプラグインを追加しましたが、プラグインによってはテーマやスキンと重複した機能があっても、無効化できない場合があります。

プラグインは必要最低限として、重複する機能は無効化できるものを使うようにしました。

セキュリティの観点からも最低限

その他

他にも「記事の品質」や「中古ドメインの場合」などもあるようです。

記事の品質については表示速度やその他技術的な影響も含まれているような気がしているため、普通にブログ運営をしている方の記事に関しては、内容が劣っている事はあまり気にしなくてもいいと思っています。後は、最近はやはり多くの方がインデックスやクロールが遅くなっているとの意見を聞くため、ある程度は待つことも対策になると思います。

とは言え、あまりに遅い場合は技術的な問題を考えて、できる範囲の確認と対策でインデックス登録を早くできると思っています。