使って感じた文章作成AI(RytrとChatGPT)の使いわけ

今まで、文章作成AIはRytrを使っていましたが、先日ChatGPTが公開されたのでそちらも試しに使ってみています。

どちらも自然言語モデルを使ったAIとの事ですが、使ってみた感じでは得意な部分が違うようにいたので個人的な感想と使い分け方を記載しています。

RytrとChatGPTの比較

RytrもChatGPTも自然言語処理(NLP)を使用していますが、ChatGPTは会話型AIを使用してコンテンツを生成するチャットボットがベースの文章作成AIで、Rytrは、機械学習アルゴリズムを使用してコンテンツを生成する従来型の文章作成AIとのことです。

ただ、分野が違うこともあり技術的な違いは正直わかっていません。

一般的な部分の比較

  • 費用
    • Rytr:無料~$29/月(作成可能な文章量の違い)
    • ChatGPT:現在は無料
  • 文章作成のスピード(完成まで)
    • Rytr:より高速
    • ChatGTP:ゆっくり(それでも数分以内)
  • その他
    • Rytr:エディタが使いやすい・画像作成もできる(あまり使わないけど)
    • ChatGPT:良くも悪くもシンプル

実際の使い勝手以外の違いで一番大きい点は、やはりChatGPTは「無料で使える」点です。

RytrのSaverプランも$9/月と決して高くはありませんし、良いツールを使わせてもらう対価を支払うことは当然と思っていますが、正直Rytrの無料プランだと使い勝手がわかる前に文字数を使い切ってしまいました…。

その点、ChatGPTは無料でも制限が無いため、文章作成AIが便利に使えるかどうかを判断するにはとても助かると思います。

使い方の違い

Rytr

Rytrの基本的な使い方は、出力したい(必要な)アウトプットになるようなUse Caseを選択して、執筆したい内容を入力します。

そのため「どのuse caseがどのような出力を返すのか」を知っていないと、あまり役に立たない文章が出力されてしまいます。

個人的な使い方(例)

出力したいuse caseを選択します。

今回はQuestion & Answerで、執筆したい内容(自宅サーバーの立ち上げ)に対して想定される質問を作成しました。

必要に応じて、use caseを変更してコンテンツを追加していきます。

ChatGPT

ChatGTPはシンプルに、AIに答えて欲しい内容を入力するだけです。

出力はChatGPT任せになるため意図に沿った出力は入力時に工夫する必要がありますが、細かい部分の制御は難しいようです。

入力

自宅でwebサーバーを稼働させる方法

出力

自宅でWebサーバーを稼働させるには、以下のステップを実行します。

1.ホームルーターに対して、自宅のIPアドレスとポート番号を開ける設定を行う。
2.Webサーバーソフトウェアをインストールし、起動する。
3.ドメイン名とIPアドレスを紐づけるために、DNSの設定を行う。

最も一般的なWebサーバーソフトウェアは、ApacheやNginxです。 以上3ステップを行うことにより、自宅からWebサイトを公開することができるようになります。

Rytrに近い出力をするために入力文を少しだけ変更します。

入力

自宅でWebサーバーを稼働させる方法 Q&A

出力

Q: 自宅でWebサーバーを稼働させるために必要なハードウェアは? 
A: 自宅でWebサーバーを稼働させるためには、インターネットに接続できるパソコンが必要です。また、常時接続が必要なため、UPSなどのバッテリーバックアップ装置があると安心です。

Q: 自宅でWebサーバーを稼働させるために必要なソフトウェアは?
A: 自宅でWebサーバーを稼働させるためには、Webサーバーソフトウェアとブログソフトウェアが必要です。ApacheやNginxなどのWebサーバーソフトウェア、WordPressやJoomlaなどのブログソフトウェアが有名です。

Q: 自宅でWebサーバーを稼働させるために必要なスキルは?
A: 自宅でWebサーバーを稼働させるためには、ネットワークの設定やサーバーの設定に関する知識が必要です。また、ブログソフトウェアを使用するためには、HTMLやCSSなどのWebデザインスキルが必要です。

Q: 自宅でWebサーバーを稼働させるために必要なコストは?
A: 自宅でWebサーバーを稼働させるためには、ドメインの取得費用やサーバーソフトウェアのライセンス費用がかかります。また、常時接続が必要なため、インターネット回線料金がかかります。

Answerも一緒に出力してくれました。

使い分け

個人的には、アウトラインやQ&Aの質問をRytrで多めに作り、使えそうなトピックはChatGPTでセクションの内容を作ると便利で楽になると思っています。

作成される文章自体はChatGPTの方が修正も少なく使いやすいと思っていますが、トピックの作り方やアイデア出しはRytrの方が使いやすいです。

基本原理は同じですが、やはり多少系統が違うので上手な使い分けで記事や文章の作成がはかどるようにできればと思っています。

問題は、ChatGPTを無料で使える期間がいつまで続くのか、ですが…。