【ミニPC】NiPoGi N5105 AK1Proの実機評価とベンチマーク(PCMark 10 Express)
2023-03-15
ミニPCは値段も安くガジェットのように使えるのが個人的に気に入っているのですが、先日、試しに購入したBMAX B2 Proが残念な結果になりました。
返金はしてもらいましたが、そのまま同じPCを再注文も何となく不安だったので今度はNiPoGi N5105を購入する事にしました。
消費電力も低いので自宅でYunoHostサーバーとして活躍してもらう予定ですが、その前に一通りの使い勝手とベンチマークで今まで使ってきたPCと比較しました。
仕様と値段
外観は中国製のミニPCによくある、メーカーのロゴ?かマークがプリントされています。
Webサイトから
そして、よく光ります…。個人的にはもう少し大人しいデザインの方が好みですが、許容できない程では無いかな?と。
上下2段の構造で、下段は2.5インチHDD、SSDが追加できます(SATA)。外付けのストレージが不要な場合は取り外して使用もできるので、必要に応じてコンパクトに使えます。
基本的なスペックは以下の通りです。
- CPU:Intel Celeron N5105(4コア4スレッド、2.0GHz、TDP10W)
- Passmark(Average:4075, Single Thread Rating:1515)
- メモリ:8GB DDR4
- ストレージ:128GB SSD(SATA?)
- OS:Windows 11 Professional
ストレージ容量が128GBと少ないですが、クラウドストレージを使ったり必要に応じてストレージを追加で対応できると思います。
値段は、今回の購入は2,000円Offのクーポンを使って20,190円でした。
Passmarkのスコアもそこそこ良さそうだったので、値段を考えるとそれなりにお買得だと思っています。
使用感
さすがに、Windowsアップデートで更新がかかっている時は反応が鈍いですが、更新が終わった後にブラウザとOfficeソフトを使う分には不満なく使うことができています。
もちろん、普段使っているRyzen7のノートPCと比べた場合は端々に一瞬の待ちがありますが、普段使いに支障が出るような範囲ではありませんでした。
ただ、以下に書いているように使い始めるまでのトラブルは発生しています。
ログインできずにクリーンインストール
開封直後からシールが貼られていたのでどんなかな?とは思っていましたが、初期設定を終えてローカルアカウントからMicrosoft Accountに変更するとログインできなくなりました。
シールの記載内容
During the system boot process, if you cannot log in to your personal account, please turn off WIFI and LAN, select the skip potion, and then log in to your personal account in the system. Google翻訳:システムの起動プロセス中に個人アカウントにログインできない場合は、WIFI と LAN をオフにし、スキップ ポーションを選択してから、システムの個人アカウントにログインしてください。
セーフモードで起動すれば良かったのかもしれませんが、後々問題が残っても嫌だったのでWindows11をクリーンインストールしています。
ライセンス認証も問題無く、キーボード設定も日本語キーボードになるので結果的には良かったのですが、何でかな?と思ったところです。
ベンチマーク(PCMark10 Express)
機種 | PCMark 10 Express | PCMark 10 Essentials | PCMark 10 Productivity | Passmark Average | Passmark STR |
---|---|---|---|---|---|
NiPoGi N5105 AK1Pro | 2267 | 4633 | 3033 | 4075 | 1515 |
他のミニPCとの比較
以前のデータと合わせるとSingle Thread RatingとPC Mark 10スコアの相関は当てはまりが良さそうだったのですが、PassmarkのAverageスコアと比べるた場合はPC Mark 10のスコアが低いように思います。
実際の使用感と合わせた感覚としては、PC Mark10のスコアは負けていますがUltrabook VK18TG-G(Core i5 Core i53337U、メモリ4G)よりは不満なく使うことができています。
もちろん、Webブラウザと簡単なオフィスファイルの編集しかしていないため、負荷の高い計算になると差が出てくる可能性はあります。
とは言え、日常使いでは大きなストレス無く使えそうだと思っています。
総合評価
個人的には、費用対効果も良く使いやすいPCだと思います。
オンラインアカウントでトラブルが起きる問題はありますがクリーンインストールで対処できる範囲なので、低コストPCを上手に使いたいと思う方は大丈夫だと思います。
反対に、PCが苦手でトラブル無く安心して使いたい方には「当然不向き」です。
LEDが明るいので自宅サーバーで24時間稼働だと若干鬱陶しいかもしれませんが、消費電力も小さいのでこれから頑張ってもらいたいと思っています。
ただ、もしWindows 11のメインPCとして使う場合、どの程度の期間(年数)を想定するかにもよりますが、もう少し値段とスペックを上げた方が安心して使えるとは思います。
うちは、以前購入しているCHUWI Core Boxと重なるスペックなので今回の選択からは外れていますが…。
関連記事
【ミニPC】小型で低価格 BMAX B1 /Plusのベンチマークテストと現実的な使い方
低価格のミニPCで有名なBMAX B1のベンチマークテストの結果と実際の使用感を ...
【ミニPC】5万円未満の「予算別ミニPC」おススメ3選【2022.8月】
この記事ではオフィスワークや簡単な画像修正に使う性能は必要十分で、コストパフォー ...
【ミニPC】CHUWI CoreBoxがCore i3-1215UとThunderboltで性能(と値段)が上がって悩ましい
コストパフォーマンスのいいCHUWI CoreBoxです。この度、CPUがCor ...
【ミニPC】BMAX B2 Proの値段と性能が丁度いいと思ったのですが…。
先日、BMAX B2 Proを購入しましたが、外れを引いたのか起動しませんでした ...
【ミニPC】CHUWI CoreBox(3rd)の実機評価とベンチマーク
CHUWI CoreBoxのCPUがCore i5 8259Uアップグレードされ ...
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません