【低コストPC】使用感の参考に:PCMark10 ExpressとPassmarkのスコア比較

2022-04-03

並べている積み木の奥に様々な種類のグラフが書かれているイラスト。
グラフで比較するイメージ画像。

目的

低価格帯のPCを選ぶ時CPU・メモリ等のスペックは確認できますが、実際の使用感がどの程度かは中々判断しづらいのが実際です。

今までの古いPCや低価格(低スペック)PCの実際の使用とベンチマークテストから、PCMark10 Expressスコアが2500以上あれば、軽いオフィスワークは大きな不満無く使えると考えています。

今回、PC選定時にスペックから使用感を想像できるように、低スペックPCを中心にPCMark10 ExpressスコアとPassmarkスコアを比較しました。

このデータを使ったPassMarkスコアからPCMark 10 Expressスコアの予想記事

ベンチマーク機種・条件

体感レベル

  1. 使い物にならない
  2. 我慢すれば使える
  3. 不満無く使える
  4. 快適に使える
機種体感レベルCPUメモリストレージ
BMAX B11~2Celeron N30604GeMMC
BMAX B2 Plus3Celeron J41158GSSD
Dynabook-EX66M3Core i5-450M8GSSD
ThinkCentre M73 Tiny3Core i5-4570T6GSSD
ThinkCentre M92p Tiny2Core i5-3470T4GHDD
Ultrabook VK18TG-G3Core i53337U4GSSD
CHUWI CoreBox4Core i58259U16GSSD

ベンチマーク結果とPassmark

幅が広くなったのでSingle Thread Rating:STRとしています。

機種PCMark 10
Express
PCMark 10
Essentials
PCMark 10
Productivity
Passmark
Average
Passmark
STR
BMAX B1111526011307660629
BMAX B2 Plus21034502268627001067
Dynabook-EX66M21024011301412061036
ThinkCentre M73 Tiny28775209434431321864
ThinkCentre M92p Tiny23464157361929491786
Ultrabook VK18TG-G26035113362220561272
CHUWI CoreBox38977126582481332246

今回はPCMark10 Expressスコアのため、Passmarkのマルチコア性能よりもシングルスレッド性能の方が相関関係が高いようです。EssentialsとProductivityも傾向は同じだったため、グラフは表示していません。

結論

前提としてメモリ8GB以上、ストレージがSSDの場合です。

Passmark Average:3,000以上、Single Thread Rating:1,500以上のCPUの場合、大きな不満無く使えるスコアに当てはまると思います。

グラフでは一通り使える最低ラインがPassmark Average:2,000、Single Thread Rating:1,000程度ですが、今後どれだけ使えるかが不安になります。

メモリ4GB、ストレージがHDDの場合はスコアよりも体感レベルが悪くなるため、その点は考慮する必要があります。