【資格】情報処理安全確保支援士の収入は?稼げる資格?

2022-08-03

小銭を積み重ねた横に電卓が置かれている写真

資格を取るために勉強するからには、その資格で得られる収入はやっぱり気になりますよね。

私自身は本業だけで副業もしていないため、正直「情報処理安全確保支援士」としての収入はありません。自分自身の経験で収入は○○円です!と言えないのは申し訳ありませんが、一般論や、今後副業をするとしたら~の前提で記事を書いています。

一般的な求人動向

参考までに、求人ボックスで「情報処理安全確保支援士」と検索するだけでも1,800件の求人情報がありました。給与には400万円~1,000万円と幅がありますが、条件の良い求人では700万円~の募集もあります。

もちろん資格を持っているだけで就職・転職が難しいのは当然ですが、未経験OKでも100件以上の求人はありました。

世界的にもサイバー攻撃が増えているため、大企業だけでなく中小企業でも情報セキュリティ対策を進めることが必要になっている状況です。少なくとも今後数年間は求人数も増えると思われるため、資格取得で就職・転職が有利になる事は間違いないと思っています。

他にはどんな働き方?

正社員だけでなく副業や独立も含めて、情報処理安全確保支援士ではどのような働き方ができるかを考えてみます。私自身は、将来的に副業としてITコンサルタント業務をしたいと考えています!

業務委託を受ける

先ほどの求人ボックスで検索した限りでも、情報処理安全確保支援士で業務委託は複数見つかりました。元々、ITエンジニアは業務委託や請負が多いため情報処理安全確保支援士でも同様のためと思います。

ただ、簡単に眺めただけですが、公開されている業務委託ではどちらかと言えばテクニカルな内容が多く、「サイバーセキュリティに関する相談に応じ、必要な情報の提供および助言」と言った業務内容は見つけられませんでした。

IT(セキュリティ)コンサルタントとして

情報処理安全確保支援士が法律で定められている業務は「サイバーセキュリティに関する~」ですが、れっきとした高度情報処理技術者試験のため、資格取得者は一般の方以上のIT知識・スキルを持っていることを国家資格として証明できます!

セキュリティでは無くITの知識・スキルについてお話している理由ですが、現在も中小企業がITを利活用して生産性を向上するための「IT導入補助金」など様々な支援が行われています。

ここでの課題が、実際に補助金の申請が通った後はIT導入支援事業者のアドバイスを受けられるため、IT人材が不足しがちな(中)小企業やその他の法人や団体でも安心できます。ですが、そもそも補助金を申請するにあたってIT人材や知識が少ないため「どのような課題をITで解決できるのか?」がイメージできない事業者の方も多くみられます。

私も関わる事のある個人事業の方や規模の小さなNPO法人の方など、ITを効率的に活用すれば事業の幅も広がるだろうとは思う事もあります。

情報セキュリティに関する点も含めて、書類の作成段階から介入して事業の範囲や規模を拡大するサポートも視野に入れています。

今はその前段階の「情報処理安全確保支援士として行動する」事を意識しています。

当然、コンサルタントとして行動するためには情報処理安全確保支援士だけでは難しいため、経営に関わる「ITストラテジスト試験」や「中小企業診断士」などの資格を取得する方が信頼度は高くなると思います。

純粋に手当てが付く企業もあるようです

私自身は所属長から「本業と関係ないから手当とか無いから」と言い切られ、実際に資格取得でも何も変わっていませんが企業によっては資格手当がつく場合もあるようです。

…羨ましい。

もちろん企業によって差はありますが、単純に資格手当だけでも収入増加になる可能性もあります。

まとめ

自分自身の経験を基にして、未経験でも収入増加しました!と言えなくて申し訳ありません。

一般的な情報のまとめにはなりますが、正職員として働く場合でも情報処理安全確保支援士は比較的安定した求人数、幅はありますが平均よりは高めの収入でした。

情報処理安全確保支援士として将来どのように活躍したいか、など、目的によっては資格取得後の方が大変な道になるかもしれませんが、キャリアを積むための就職・転職で選択の幅が広がるのは大きなメリットだと思います。

技術職(エンジニア・テクノロジスト・テクニシャン)のキャリアパスについて

また、独立も視野に入れることができる資格です。情報処理安全確保支援士だけでなくご自身のスキルや経験を生かした資格も加えて、独立開業や副業でも収入増加に活かせると考えています。