【HumHub】ConoHa WINGへのインストール手順と初期設定

2024-02-28

インストール環境

はじめに結論

基本的な機能やモジュールを追加してもエラーありませんでした。

ですが、OnlyOfficeコネクターは動作しません("ハンドラが見つかりません"となります)。

ひと手間増えますが、Officeファイルの表示や編集はGoogle Driveなど他のアプリケーション使う必要があります(後述)。

Officeファイルの共同編集が少ない場合は実用範囲ですが、頻繁に共同編集が必要な場合はOnlyOfficeを使える環境の方が便利だと思います。

インストール手順

事前準備

ConoHa WINGでインストールに必要な設定を済ませます。

SSHの代わりにSFTPを使っても構いません(今回はSSHで説明しています)。

HumHubのインストール

HumHubのダウンロードと展開

SSHでConoHa WINGサーバーに接続して操作します。

最新版のURLは公式サイトから確認して下さい。

#SSHでサーバーにログイン済み
cd public_html/HumHubのインストールドメイン
#HumHubをダウンロード
wget https://download.humhub.com/downloads/install/humhub-1.15.3.tar.gz
#アーカイブファイルの展開とリネーム
tar -xvzf humhub-1.15.3.tar.gz
mv humhub-1.15.3 humhub

Windows等でダウンロード・展開を済ませて、SFTPでアップロードでも構いません。

HumHubのインストールURLにアクセス

https://HumHubのインストールドメイン でアクセスします。

後は画面表示に従って進めます。

データベース設定

事前準備で作成したデータベースを使います。

データベースサーバーのホスト名等はConoHa WINGのコントロールパネルで確認して下さい。

スケジューリングジョブのコマンド

HmHubのインストール後にスケジューリングジョブを登録します。

後からでも確認できますが、必要に応じてコマンドを記録してください。

管理者ユーザーの登録が終わればHumHubのインストールは完了です。

続いて初期設定に進みます。

初期設定(ConoHa WING)

ConoHa WINGのコントロールパネルからスケジューリングジョブを登録します。

コマンドは「管理」 – 「インフォメーション」 – 「バックグラウンドのジョブ」からも確認できます。

注意点

バックグラウンドジョブをどちらも毎分(*)で設定したところ、ConoHa WINGの仕様で動作しない場合があったので15分毎に変更しています。記載されたコマンドを入力しても動作しない場合は、ジョブの実行タイミングを使い方に応じて変更してください。

後は特別な設定は不要です。必要に応じてアップロードサイズの上限やメールアドレスを設定してください。

  • 【HumHub】インストール後の初期設定(共通)

後述:Google Driveを使ったOfficeファイルの編集

OnlyOfficeを使わずにOfficeファイルを表示・編集する方法(例)です。

単純に、Google Driveで作成した共有フォルダ内にOfficeファイルを保存し、共有フォルダのURLをHumHubでメンバーに公開します。

ストリーム(投稿欄)の場合は投稿が増えると流れてしまう可能性もありますが、必要に応じて「このスペースについて」や「wiki」にURLを記載すると共有フォルダにアクセスしやすくなります。

リンクをクリックするとGoogle Driveにアクセスできます。

GoogleアカウントにログインしていればスプレッドシートやDocsで編集もできます。

メリット

  • 比較的簡便に利用できる
  • 多くの場合はストレージ容量も十分(動画は…)

デメリット

  • シームレスとは言えない(投稿とファイルが結びつかない)