【Wekan】アプリ概要・YunoHost app storeからのインストールと初期設定
Trelloに似た操作感で使えるタスクボード型のプロジェクト管理アプリで、大きなホワイトボードにタスクの状況や担当者が記載された表が書かれていたカンバンを電子化したアプリケーションです。
タスクの進捗状況や担当者が一目で理解しやすくなり、機能が少なくシンプルで使いやすいアプリです。
機能・特徴
何よりも、Wekanは機能が少なくシンプルなことが特徴です。
タスクの追跡や担当者の割り当ても運用方法で決めるようになるため、アプリケーション側では具体的な制限や設定はありません。
そのため、実際に使うユーザーのITリテラシーの高低に関わらずに同様な操作ができますが、言い換えると最低限の機能しかないため複数のアプリケーションを組み合わせて利便性が高くなるような使い方には不向きです。
インストール・初期設定
インストール
Yunohost
YunoHost app storeからのインストールで問題なく使えます。
初期設定
必要に応じて、カンバンのボードタイトルやプロジェクト、タスクをボード名やスイムレーンとして割り当てます。
スイムレーン以下はリスト、カードで管理されます。
スイムレーンの割り当てをどのようにするか、が、Wekanの使いやすさを左右する一番の要因ですが、自由度の高いアプリケーションのため設定よりはプロジェクトの割り当て方に左右されます。
プロジェクトによってスイムレーンを割り当ててタスクを管理するか、プロジェクト全体をボードとして、スイムレーンは担当者に割り振ったタスクの管理に使用するなど、実際の管理は運用方針によって変わります。
状況に応じて管理手法を変更できるという点ではWekanは使いやすいアプリケーションですが、統一的な管理という点では管理者のスキルによる部分はあります。
使用感・感想
ガチガチのプロジェクト管理アプリケーションと違い、ゆるやかな管理がしやすい点ではWekanは使いやすいアプリケーションだと思っています。
反対に、管理することを主点にする場合は、タスク（カード）の変更はユーザーが主導で行う必要があるなど、他のアプリケーションとの連携も難しいためプロジェクト「管理」を優先させたい場合はRedmineやOpenProjectなどの他のアプリケーションが適していると思います。
メンバー全体がふんわりと状況を把握して、うまいこと行くようにお互いが調整できるチームでは管理・使用のコストが低くとてもいいアプリケーションだと思います。