【Minecraft】Ubuntu Serverへのマイクラサーバー(統合版)インストール・設定手順
Ubuntu Server 20.04のインストールと基本設定は終了済みの前提です。
事前準備
Bedrock-serverのバージョン確認
バージョン確認のため、Windowsなど他のPCを使って公式サイトからUbuntuサーバー用ソフトウェアをダウンロードします。
必要プログラムのインストール
Bedrock-serverがzipファイルのため、zip、unzipをインストールします。
sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt install build-essential zip unzip
実行ユーザーの作成と各種作業
通常のユーザーで実行しても問題はありませんが、外部に公開する場合はセキュリティの面からもsudo権限のない一般ユーザーで実行する方が好ましいです。
ユーザー(minecraft)の作成
ユーザーの作成とパスワードを設定します。
sudo su
useradd -m minecraft
passwd minecraft
インストールディレクトリの作成とプログラムのダウンロード
ユーザーminecraftになって作業します。
ここでは/home/minecraft/bedrock_serverに必要ファイルをインストールして実行します。
su minecraft
cd ~
mkdir bedrock_server
cd bedrock_server
curl -L -O https://minecraft.azureedge.net/bin-linux/bedrock-server-*.zip
unzip bedrock-server-*.zip
*は、バージョン確認で調べたバージョン番号を入力します。
動作確認
unzipが終わったままの状態として、まずは動作確認します。
LD_LIBRARY_PATH=. ./bedrock_server
エラー無く動作していれば、コンソールに「stop」を入力してサーバーを停止します。
起動スクリプトの作成
Ubuntu Server 20.04ではscreenがインストール済みだったので、screenを使った起動スクリプトを作成します(ユーザーはminecraftです)。
起動スクリプト
#!/bin/bash
# bedrock_serverのディレクトリ
SERVER_DIR=/home/minecraft/bedrock_server
# セッション名
SESSION_NAME='bds'
cd ${SERVER_DIR}
LD_LIBRARY_PATH=. screen -dmS ${SESSION_NAME} ./bedrock_server
ホームディレクトリに作成して実行権限を追加します。
vim minecraft_start.sh
//起動スクリプトを記載
chmod +x minecraft_start.sh
crontabの編集
サーバー起動時に自動で実行できるように、ユーザー:minecraftのcrontabを編集します。
crontabに追記する内容
@reboot sh /home/minecraft/minecraft_start.sh
su minecraft
crontab -e
//追記内容をcrontabに記載
これで、サーバー起動時に統合版マインクラフトサーバーも起動するようになりました。
メンテナンス
マインクラフトのバージョンは、サーバーとクライアントのどちらも一緒のバージョンで合わせていないと「世界が期限切れです」や「クライアントが期限切れです」と表示されて接続できなくなります。
また、世界のバックアップもサーバー停止時の作業になるため、メンテナンス時にサーバーを停止させる手順です。
ユーザー:minecraftで作業します。
screen -x bds
stop
「bds」は、起動スクリプトで指定したセッション名になります。
stopするとscreenも終了するので、コンソールからバックアップやサーバープログラムのバージョンを行います。
終了後は、起動スクリプトを実行すれば再度screenで動作します。
まとめ
以上で統合版マインクラフトサーバーの構築と自動起動の設定が終了です。
Ubuntu Serverのセットアップが終わっている状態なら30分程度で終わると思うので、簡単にサーバー構築ができます。
後は、PCやスマートフォンなど好きなデバイスでマルチプレイを楽しんでください!
Nintendo Switchはひと手間必要です
サーバーへの負荷状況
3人ログインした状態でCPU使用率20%(4コアなので最大400%)、10人程度なら問題なく動作しそうな感じです。
不特定に公開せず、決まった時間だけ稼働するサーバーとしては十分使える範囲だと思います。
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