【R】RStudio – Project(プロジェクト)の使い方
本業ではRを使ってデータ分析や統計解析をしています。
Rを使う場合に便利なRStudioですが、少数の臨床データを使って分析・解析する事がほとんどなので正直あまり使いこなせてはいません…。
最近になってようやく、Projectを作って管理する方法を知ったので使い方のまとめを記録しています。
RStudioのプロジェクト
一連の分析・解析に必要になるデータやスクリプト等をまとめて管理できるRStudioの機能です。
ファイルの管理だけでも便利になりますが、個人的には何よりも「プロジェクト毎にワーキングディレクトリや履歴が保存される(.Rprofileや.Rhistoryがプロジェクト毎に作成される)」点が一番便利で助かっています。
特に、同時期に違うデータや手法を使って分析や解析をする場合は非常に便利になります。
他にも、後述しますがGitと連携したバージョン管理やrenvを使った簡単な分析環境の保存など、RStudioのプロジェクトを基本にしたさらに便利な使い方もできるようになります。
プロジェクトの作成
FileからNew Project..を選択します。
「New Directory」「Existing Directory」「Version Control」の中から必要なプロジェクトを選択・作成します。
基本的には、「New Directory」で新しいプロジェクトを作る事が多いとは思います。
Version ControlはGitかSubversionがインストールされている必要があるようです(私自身は使っていないので詳細は不明です)。
続いてプロジェクトの種類を選択します。
Project Typeの一覧
- New Project:基本的なRの機能を使ったプロジェクト
- R Package:Rパッケージの開発
- Shiny Application:Shinyアプリケーションの開発
- Quarto Project 他:Quarto用のqmdを作成
- R package using ~:Rcppや他のライブラリを使ったRパッケージの開発
Shiny等の説明は参考リンクをご覧ください。
後は、作成したいフォルダとフォルダ名を入力して「Create Project」を押すとプロジェクトフォルダが作成されます。
個人的なTips
.Rprofileを作る
プロジェクトフォルダには作成されていませんが、.Rprofileを作ってフォルダ内に保存するとプロジェクト読み込み時に記述内容を実行してくれます。
必要なライブラリの読み込み等、プロジェクトに必要な記述をしておくと便利です。
参考リンク
Shiny Application
Quarto
Quarto® is an open-source scientific and technical publishing system built on Pandoc
https://quarto.org/
- Create dynamic content with Python, R, Julia, and Observable.
- Author documents as plain text markdown or Jupyter notebooks.
- Publish high-quality articles, reports, presentations, websites, blogs, and books in HTML, PDF, MS Word, ePub, and more.
- Author with scientific markdown, including equations, citations, crossrefs, figure panels, callouts, advanced layout, and more.
Rcpp
devtools
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