【R】ダイアログボックスでファイルを選択。と、よく使うファイル操作コマンド

2023-01-09

Rでファイルを読み込む際に、毎回パスを入力するのが面倒なのでダイアログボックスからファイルパスを取得してデータセットに読み込みまで終わらせます。

file.choose

file.choose()を実行すると、ダイアログボックスで対話的にファイルを選択できます。

file.choose()

選択されたファイルのフルパスが帰ります。

なので、以下のようにするとファイルの選択でデータセットに読み込みまで終わります(以下の例はcsvファイル決め打ち)。

i <- file.choose()
Dataset <- read.csv(i)

よく使うファイル操作コマンド

本来は、Rを使わずにsystemコマンドでOSから操作する方が便利で楽ですが、開発環境(windows)と実行環境(Linux)が違う場合など、Rだけでファイル操作が必要になった場合の覚書です。

file.copy

Rでファイルをコピーします。

コピー先のファイル名が重複している場合は、オプションで指定した操作になります(overwrite = FALSEの場合はエラーで失敗)

file.copy("コピー元ファイル","コピー先ファイル名", overwrite = TRUE or FALSE)

file.create

ファイルを作成します。

file.create("作成したいファイル名", showWarnings = TRUE)

注意点

同名のファイル名が存在する場合でも新しく作成されるため、必要に応じて事前にファイル名の重複チェックをかけて下さい。

file.append

2つのファイルを結合します。

個人的には、形式の整ったデータ1とデータ2を結合して一つのデータにする場合に使います。

file.append("結合されるファイル名", "結合するファイル名")

sample1.txt(タブ区切りテキスト)

1	2	3	4
#改行

sample2.txt(タブ区切りテキスト)

5	6	7	8

sample1.txtにsample2.txtを結合

file.append("sample1.txt", "sample2.txt")

結果

1	2	3	4
5	6	7	8

注意点

結合するファイルの形式や内容は確認されないので、違う形式のファイルを結合するとファイルが壊れます。

file.remove

ファイルを削除します。

file.remove("削除するファイル名")

file.rename

ファイル名を変更します。

file.rename("変更元ファイル名", "変更後ファイル名")

注意点

変更元ファイル名が存在しない場合はエラーになりますが、変更後のファイル名が存在する場合はfile.create同様にエラーにならずに上書きされます。