【就職・転職】IC3・MOS:ITパスポート試験と合わせて取りたい資格
以前、ITパスポート試験を上手に使って就職・転職のアピールにする記事を書きました。
ITパスポート試験だけでも身に付けた知識は十分仕事に役立ちますが、知識だけでなく実務でも使えるスキルを証明できればさらに有利に進めることができます。
この記事は、ITパスポート試験と合わせて取得することで、就職・転職時にアピールしやすい資格としてIC3 とMOSを紹介します!
IC3・MOSの評価
一部の検索結果で、IC3やMOSは取得しても意味が無いという声がありますが、IT系の業種を目指している場合は別として、一般的な非IT系の業種ではとても役に立つ資格です。
事務職はもちろん、今はどんな仕事でもパソコン(PC)やITを使わない仕事の方が少なくなっています。
そんな中でITを使った実務能力を証明できるIC3やMOSを取得することは、相手(就職・転職先)にも客観的な評価ができます。正直、「私パソコン使えます」の自己申告ほどあてにならないものは無いです…。
そのため、積極的に資格を取得して、少しでも有利な就職・転職に結びつけましょう。
就職・転職に役立つIT資格
ITパスポート
ITパスポートは経済産業省が行っている国家試験「情報処理技術者試験」の中でも、PCを利活用する「ユーザー向けの試験」です。
「情報処理技術者試験」となっていてITに関する技術的な内容も多いですが、試験自体はすべての社会人が備えておきたい知識として「会計」「マネジメント」「経営」も試験範囲になっています(もちろん基本的な内容が出題されます)。
国家試験だけあって難易度・出題範囲とも必要十分な試験ですが、実際の「ITスキルの証明」よりは、「知識の証明」のための試験です。
そのため、後述のIC3やMOSの「ITスキルの証明」になる資格を合わせて取得すると就職・転職でさらにアピールすることができます。
IC3
IC3は世界78か国・19言語で実施されているコンピュータやインターネットに関する基礎知識とスキルを証明するための資格で、複数か国でITリテラシーの世界標準として使われている国際資格です。
試験は「コンピューティングファンダメンタルズ」「キーアプリケーションズ」「リビングオンライン」の3科目の構成になり、3つの試験に合格してIC3の合格になります。
受験費用は1科目5,500円(学生4,400円)で、3科目同日受験は割引で14,850円(学生13,200円)と、ITパスポート試験よりは受験費用がかかります。
コンピューティングファンダメンタルズ
この科目はモバイル、クラウドをはじめOSやハードウェアに関することも含めた、コンピュータ全体に関する基礎知識を問われる試験になります。
ITパスポート試験の「テクノロジ」分野に近い内容ですので、ITパスポート試験に合格している方は大きな不安なく取り組めると思います。
キーアプリケーションズ
この科目は、主に業務で使うオフィスソフトの使い方について問われる試験のため、MOSのエクセル、ワード、パワーポイントの3種類合格で免除になる試験です。
試験自体は関数の使い方も含まれているため、実務的な能力も必要になります。
リビングオンライン
リビングオンラインは、インターネットでコンピュータを活用する際に必要とされる知識や操作、ルールなどを問われる試験です。
普段、何気なく使っているインターネット環境ですが、ビジネスメールを送信する際の注意点など、改めて確認できる試験内容になります。
MOS
MOSは「マイクロソフトオフィススペシャリスト」の省略で、名前の通りマイクロソフトオフィスのスキルを証明できる資格です。
「Word」「Excel」「PowerPoint」だけでなく、データベースの「Access」や「Outlook」の試験もあります。
一般的には「Word」「Excel」「PowerPoint」の3種類が多いですが、個人的には「Access」の取得をおすすめします。
データベースを触る事は少ないと思いますが、多くの職場ではデータをExcelで管理することが多いです。規模が小さく短期間の場合は十分ですが、データ量が増えた場合や、同じデータを長期間使う場合はAccessでデータベースを作って管理できると非常に楽になります。
もちろん、馴染みのない分野は難しいですが、その分Accessを合格している人も少ないので差別化もできると思います。
お馴染みのユーキャンでも講座はあります。
MOSの詳細は参考サイトをご覧ください
PCをあまり使わない方はスクールの利用もおすすめ
日常的にPCを使っている方はIC3・MOSのどちらも、独学で十分合格を狙える資格です。ですが、普段はPCをほとんど使わない方や、特定のアプリだけを使う方は独学での合格が難しい場合もあります。
もちろん独学で頑張ることもできますが、費用がかかってもスクールで操作方法や詳しい使い方を習ってからの方が時間が短く済むことが多いです。
短時間で資格を取得して、その分早く就職・転職できる方が結果的にはコストパフォーマンスが良くなると思います!
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