【PukiWiki】WISYWIG入力プラグイン「easyedit」を使うための微修正(24.03月) -ConoHa WING-

PukiWikiデモサイトの再構築にあたって、自環境ではeasyeditの設定ファイルを修正する必要があったので手順を残しています(kcfinderでの画像アップロード)。

デモサイト

PHPに詳しくないためURLを直接指定する力技なので、必要に応じて自身の環境に合わせて修正してください。

また、easyeditのインストール方法は公式サイトをご覧ください。

easyedit

動作環境

  • サーバー:ConoHa WING
  • PukiWiki:バージョン1.5.4
  • easyedit:バージョン1.12

レンタルサーバー(ConoHa WING)で動作させているため修正が必要な箇所が増えています。

easyeditは、kcfinderも同梱済みの新しいバージョンを使います。

過去バージョンの記録

修正前の動作

ファイルブラウズで表示されるURLとPukiWikiをインストールしているURLが違うため、動作しません。

PukiWikiのインストールURL : https://demo.uura.site/pukiwiki/
表示されているURL : https://demo.uura.site/pukiwiki/pukiwiki/ ← pukiwikiが2回?

また、レンタルサーバーがリバースプロキシ後で稼働しているためか、upload_dir_urlもhttp~となっています。

内部的には動作しますが、このままでは外部からアクセスできないため毎回URLを変更する必要がでてきます。

表示されているURL : http://demo.uura.site:8080/pukiwki~ ← リバースプロキシ後のURI
表示させたいURL : https://demo.uura.site/pukiwiki~

修正手順

ディレクトリ構成と修正ファイル(3か所)。

2か所でも動作する気はしますが、ひとまず現在動作している手順で公開しています。

demo.uura.site
 |-pukiwiki
    |-plugin
    |  |-easyedit.inc.php (1)
    |-easyedit
       |-config.js (2)
       |-kcfinder
          |-conf
             |-config.php (3)

修正後のURLはPukiWikiデモサイトのURLになっているので、適宜読み替えて下さい。

(1)easyedit.inc.php

PukiWikiのインストールディレクトリ/plugin/easyedit.inc.phpを修正します。

346行目

修正前

    $upload_dir_url = get_script_uri() . EASYEDIT_LIB_PATH . 'kcfinder/upload/';

修正後

    $upload_dir_url = 'https://demo.uura.site/pukiwiki/easyedit/kcfinder/upload/';

(2)config.js

PukiWikiのインストールディレクトリ/easyedit/config.jsを修正します。

27行目

修正前

	$easyedit_path = url_path + "../";

修正後

	$easyedit_path = "https://demo.uura.site/pukiwiki/easyedit/";

もしかして、修正前の “../" を削除するだけでいいのかもしれません(未検証)。

(3)config.php

PukiWikiのインストールディレクトリ/easyedit/kcfinder/conf/config.phpを修正します。

18行目

修正前

if (!isset($_GET['upload_dir_url'])) $_GET['upload_dir_url'] = 'http://' . $_SERVER['HTTP_HOST'] . $_SERVER['REQUEST_URI'] . "/easyedit/kcfinder/upload/";

修正後

if (!isset($_GET['upload_dir_url'])) $_GET['upload_dir_url'] = "https://demo.uura.site/pukiwiki/easyedit/kcfinder/upload/";

動作確認

サーバブラウザから画像のアップロード、ページへの貼り付けができるようになります。

注意点

以前のバージョン同様、アップロードタブからのアップロードは、サーバーの応答が不正ですと表示されます(画像自体はアップロードされる)。

PukiWikiのProxy設定が適切にできていれば表示されない?とも思っていますが、未検証です。

まとめ

ちょっとした修正は必要ですが、easyeditをインストールすればWikiでもOfficeソフト(Word)のように入力できるため、ICT機器の操作に慣れていない(と言うか慣れるための努力を嫌がる)年代の方でも使いやすくなります。

Proxy設定とPHPの内容を読み解けばもっとスマートな対応ができると思うのですが、現状は力技で何とか対応させています。