【YunoHost】YunoHost app storeでインストールできるFediverseアプリ
Fediverse
主観中心でとても粗いですが、Fediverse(フェディバース)とは何ぞや?と言う方への簡単な説明です。
- 代表的な(広く使われている)プロトコルはActivityPub
- X・TwitterやFacebookなどのSNSと違いオープンソースのため、各人が好きにサーバー(インスタンス)を作成できる
- ActivityPubを使ったインスタンス同士ならサービス(アプリ)やサーバーが違っていてもコミュニケーションできる
- 例)LINEから「直接」他人のFacebookにコメントできるような感じ
- インスタンスの数や種類が多いので自分の気の合うインスタンスでアカウントが作れる ⇒ 規約や運営方針が気に食わない場合は使わなくてもいい
参考サイト
端的に言えばX・TwitterやFacebookなど、よその企業や団体が用意したプラットフォームを使わなくても、多くの人とコミュニケーションを取れるようになります。
セルフホスティングとの相性
Fediverseアプリは基本的にオープンソースで公開されている上に以下のような理由もあり、セルフホスティング(や、セルフホスティングを好む人)とは非常に相性が良いです。
自由度が高い
自分でインスタンスを運用することで、プライバシーポリシーやユーザー受け入れ方針、機能のカスタマイズなどあらゆる側面を自分の好みで設定することができます。
禁止事項の指定だけでなく、企業ベースのSNSでは禁止されるような内容の投稿も自由です(もちろん、法律の範囲内が前提です)。
プライバシーとセキュリティ
第三者によるデータ収集や分析を自分でコントロールすることができるため、自分自身の情報を保護することができます。
技術・知識は必要
当然、セルフホスティングにはサーバーの構築・設定やアプリケーションが安定して動作するまでのセットアップ、セキュリティ対策など一定の技術や知識は必要です。
また、OSやアプリケーションのアップデートなど、運用にもある程度の手間は必要です。
ですが、セルフホスティングを通じてサーバー管理やネットワークセキュリティに関する「活きた」スキルが身に付くことも事実です。
YunoHostでインストールできるアプリ(例)
YunoHostを使えば、試しにインスタンスを立ち上げることも簡単です。
Mastodon
代替となるサービス例:X・Twitter
Fediverseでは一番広く使われているアプリケーションです。サーバーのリソース使用量は多いですが、更新も頻繫に行われているため安心して使えます。
Pixelfed
代替となるサービス例:Instagram
写真共有のためのプラットフォームです。
VPSのSSD容量が少ないのでYunoHostでは試していませんが、そのうちDocerでインストールしてみようと思っています。
Peertube
代替となるサービス例:YouTube
こちらは動画共有のためのプラットフォームです。
Pixelfedと同様にVPSのSSD容量が少ないのでYunoHostでは試していませんが、そのうちDocerでインストールしてみようと思っています。
Pleroma
代替となるサービス例:X・Twitter
Mastodonと同様のミニブログサービスです。Mastodonよりもリソース使用量が少なくVPSでも運用できる範囲だったので現在はPleromaインスタンスを稼働中です。
Misskey
代替となるサービス例:X・Twitter
日本発の分散型ミニブログサービスです。
Misskey自体の更新は頻繁に行われているのですがYunoHost app storeでは更新が止まっているので、セキュリティ面からもYunoHostでのインストールは避けた方が良さそうです。
まとめ
Fediverseアプリのセルフホスティングは高い自由度やプライバシーの保護、オープンソースコミュニティと言う点で相性はいいのですが、技術・知識が必要になりためらう事もあると思います。
ですが、インストール、セットアップが簡単にできるYunoHostを使えば技術的なハードルは下がるので、インターネット上の自由を確保できる自分だけのオンライン空間を作ってみても楽しいと思います。
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